​第3回「土と暮らしの寺子屋」ロケットストーブワークもしました!

今年のきらくる村のメインプロジェクト『土と暮らしの寺子屋』

6月7日で、第3回目を迎えました!

やっと畑も暖かくなり、少しずつ収穫できるものも出てきたため、今日からはロケットストーブのワークと「とれたて野菜」の簡単調理も活動に盛り込まれ、とても充実した日となりました!

 

1、今回の座学!草も虫も敵としない「自然農」とは

「土と暮らしの寺子屋」は、自給的暮らしを20年以上営まれる、当別エコビレッジライフ体験塾の伊藤伸二さんに講師として来て頂いています。

毎回、実践者だからこその知恵や、長年学ばれてきた知識を惜しみなく教えていただいています。

今回は、持続可能な「循環の暮らし」のベースともなる考え方の一つ

「草(自然)を敵としない」というテーマでした。

↑農家さんからいただいた肥料袋を活かした『行燈(あんどん)』と草マルチ

皆さんは「畑や庭の草むしり」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

「腰が痛くなる」

「抜いても抜いても生えてきてキリがない!」と、

マイナスなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

でも、きらくる村の畑に取り入れている「自然農(しぜんのう)」の世界では、逆の考え方をします。

なんと、「草を敵としない(敵にしない)」のが大原則なんです。


きらくる村も、今年から本格的にその考え方を実践していこうという段階で、実験の連続です。

「草を放っておいたら、野菜が負けちゃうんじゃない?」と思いますが、草を利用することにはたくさんのメリットがあるのです。

確かに、赤ちゃん苗が隠れてしまうほどボーボーだと、うまくいかないことがあると思いますが、根っこから引き抜く必要はないと言います。

自然農では、草を抜かない代わりに「地際(じぎわ)で刈る」という方法をとります。

↑刈草のマルチ

💡草を活かすと、こんな効果が。

  • 抜かないから、土がふかふかになる 草の根っこが土の奥深くまで伸びることで、土の中に空気や水の通り道を作ってくれます。根っこを引き抜くと土が硬くなってしまいますが、そのままにしておくことで、自然が勝手に土を耕してくれるんです。

  • 刈った草が、天然の布団(マルチ)になる 刈った草は、そのままその場(野菜の根元など)に敷いておきます。これが「草マルチ」です。

    • 土の乾燥を防ぐ

    • 泥はね(病気の原因)を防ぐ

    • 冬は暖かく、夏は涼しく土を保つ

    • やがて虫や微生物に分解され、最高の栄養(堆肥)になる


自然農の生みの親、川口由一(かわぐちよしかず)さんは「草も虫も敵としない」と言いました。

草は、その土地に足りない栄養を補うために、必要があって生えてきてくれています。

役割が終われば自然と枯れ、次の命の糧になります。

虫たちの活動を観察していると、有機物の分解をしたり、受粉を手伝ったりと、虫たちがいるから私たちは生かされているんだということがわかってきます。


2、無駄のない自然の循環が「気持ちいい」

ビニールマルチのメリットもありますが、ビニールのちぎれた断片がいつまでも分解されずに土に残った状態を見た時、私はあまり良い気持ちがしなかったのです。

人間の暮らしも、なるべくなら地球に負荷をかけずにできたら、自然も人も、お互いが気持ち良いのではないかと思いました。

暮らしの中で、ビニールなどの人工物の恩恵も大きいです。

ありがたく使わせてもらうことももちろんありますが、「買って捨てて」の暮らしより、その場にある自然の力を借りて、また土にお返しする循環の方法を選びたいということから、こうした農法を学んでいきたいと思っています。

3、実体験で体感・習得していく寺子屋の学び

前回の寺子屋でまいたにんじん、大根がしっかり発芽していることをみんなで確認!

植えた種芋の芽もしっかり大きくなっていました。

 

小さな芽たちを愛しく思う参加者さんの声が次々に上がりました✨

 

まだまだ小さな芽。

同時に周りにはいろんな草も芽を出しています。

赤ちゃんのうちは、人間も手をかけ目をかけお世話する必要があるように、野菜も最初は繊細な配慮や観察が大事になります。

芽の周りの草取りをしてあげたり、大根の間引き作業をしました。

じゃがいもの土寄せ作業も。

そのあとは、ビニールハウスで育てていた

トマト

パプリカ

なす

ピーマン

など、外に畝を作り植え付け作業をしましたよ。

 

きらくる村は、近所の人たちとの関係性や、土地にあった農法、その時々の考え方など柔軟に畑に取り入れています。

共同ばたけは、ご近所の農家さんのご厚意を受けてトラクターで耕してもらったゾーンと、果樹の生えている不耕起のゾーンがあります。

 

今回は、耕された場所と、耕されていない場所の両方で植える実習にしました。

育ち方の違いや管理の仕方の違いなど、これからの学びも楽しみです!

 

4、ロケットストーブワークと、とれたて野菜調理!

風の強い場所で、なかなか火を起こせないことも多いきらくる村ですが

今日はやっとできました!

ロケットストーブワーク!!

現代は、コンロでさえIHの家も多く、意外と『火』から離れた暮らしとなっています。

こうして火のエネルギーに触れると人はワクワクしますね!

 

伸二先生から、構造の話などを簡単に聞いてから早速実践!

斧やナタで薪を割るところや、レンガでストーブを組むところから開始!

 

子どもも薪割りを体験!

 

そして、着火の方法や薪のくべ方も教わり、火が安定してから手分けして畑へ野菜をとりにいきました!

↑その場で葉っぱをちぎって、試食も。野菜に負担がかからないように、取る量を調整します

 

ビニールハウスでは、サラダになるレタスや水菜や、食べられる花ナスタチウムを

 

外ではネギを収穫してきます。

 

室内で調理する想定でしたが、急遽外でそのまま調理!

 

子どもたちも、プレハブ小屋からまな板や包丁、水タンクを協力しながら運び

野菜を洗ったり、興味ある子は包丁を握ってネギを切りました!

↑やる気満々!子どもたたち
↑最初は大人が手を添えて。そのあとはとても集中して自分で切っていました!

大人も、不便な場所で試行錯誤しながらもワイワイ準備!

「お父さんが野菜洗ってるの初めて見た!」という声も😊

ロケットストーブの周りで、野菜を炒め始めると良い香りが!

↑シンプルに塩で炒めます!

 

サラダを可愛く盛り付ける女性陣の間では「かわいい!」「きれい〜!」と歓声が上がっていました!

 

本日の「寺子屋ランチ」のメニューは・・・

 

❤️ロケットストーブで炊いた羽釜のごはん

❤️特製味噌汁!(きらくる村大豆の自家製味噌、きらくる村特製「乾燥ヤーコン」、自然栽培大根とにんじん、和歌山の友達農家さんの新玉ねぎ)

❤️とれたてネギと葱坊主の塩炒め

❤️とれたて二十日大根の葉っぱのふりかけ

❤️ラディッシュの甘酢漬け

❤️きらくる村オーガニックサラダガーデンのいろどりサラダ

❤️天日海塩と菜種油、オーガニックハーブの自家製ドレッシング

 

 

↑いろどり豊か!!

羽釜のご飯は、ちゃんと「もちもちふっくら」!

火で炊くからこそできる、狐色の「おこげ」も美味しくいただきました!

どれもエネルギー満ちる美味しさ〜!!

おかわりする人もたくさんでしたよ!

 

5、片付けも自然への配慮

水を大切にする工夫として

きらくる村では、着られなくなった木綿の服や、使わなくなったタオルなどをしっかり洗ったあとハサミで切った『ウェス』で、食器の汚れを拭き取ってから、洗います。

油汚れも、こうすることで洗い物がぐんと楽になります。

洗剤で水を汚すことなく、水を大量に使うことなく、食器は十分綺麗になります✨

 

ウェスは、綿やシルクなど天然繊維であれば、乾かしたあとにドラム缶で燃やして灰にします。

畑には撒きませんが、灰になれば土に還りやすくなります。

ここにも「循環」があります。

6、子どもたちの様子

寺子屋の時、子どもたちは気が向いたら畑の作業に来たり、フィールド内で自由に遊んでいます。

遊具やおもちゃもほとんど置いていない。

ゲームももちろんありません。

でも、不思議と子どもたちは暇することなく、ずっと楽しそうに遊んでいます。

何もないからこそ「生み出す楽しさ」を感じているように思います!

7、次回の土と暮らしの寺子屋

◉【寺子屋特別イベント】きらくる村開放デー!さつまいもの苗植え体験!

6月中旬開催予定/メルマガにて先行ご案内!


◉次回「土と暮らしの寺子屋」7月12日(日)

9時オープン(講座開始は10時〜)

【座学】『7月の畑管理と堆肥について』

【実践】栽培管理、蔓性野菜のネットや支柱の使い方、堆肥造り(家庭の生ごみ用コンポスト、草堆肥、コンポストの色々)

【自由時間】乾燥野菜づくり、井戸水ミニプールなど

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