チキントラクターを作る!!
きらくる村にある廃材100%(ネジは新品😋)で、何を作っているかというとーーー
『チキントラクター』というものを作っていますよ!
チキントラクターとは、電気やエンジンで動く機械のトラクターと違い、地面に直接置く囲いの中で鶏さんが草や虫を啄むことで、土は耕され、鶏糞を落として土壌を良くしていくという、鶏さん原動力のトラクター!そんなパーマカルチャー的な考えのものです🐔✨
チキントラクターもいろんな種類があり、タイヤ付きの大型な小屋を兼ねたものから、短時間仕様のポンとかぶせるだけの簡易的な籠タイプのものまであって、きらくる村は、農作業等してる間だけ、鶏をお外に出してあげるための簡易的なものにしたいと考えていました。
鶏の自由と安全の両方の確保
最初は知人から頂いた卵をお借りした孵卵器で3羽孵し、そこから1年後に2世が生まれ、3世が生まれ・・・
でも病気や天敵の襲来を受けて、減ったり、また生まれたり。
現在いるのは雄鶏『ひっく』と雌鶏『げんき』2世の『しーちゃん』の3羽だけになってしまったきらくる村の鶏ちゃん。
ちょっと前までは村の敷地内を自由に歩き回り、それはそれは幸せそうに草を啄み虫も土も食べて健康的な食生活を送れていたのですが、ある日から狐に存在を知られてしまい、それからは白昼堂々、人間が近くにいても狐が鶏を襲いにくるようになってしまい。。。
眼の前で悲しいお別れをしたこともありました。
それからはこちらも慎重になり、なかなか自由に外に出してあげることができなくなってしまったのです。
囲いの中では少し窮屈かもしれないけれど、新鮮な草や土をほじくる幸せを早く感じさせてあげたい。
しかも、畑でそれができれば、畑にとってもメリットがあるということで、やらない手はないのでした。
昭和の廃材の一部を材料に
今回も廃材を見繕って集め、ずっと暗い物置にしまわれていた木材たちに新たな生命吹き込むことにしました。
中には40年前の木材もあるー!!✨
さすがに朽ち果てかけていたものは途中で交換もしましたが、鶏ちゃんのいっときのお散歩に付き合ってもらうぶんには問題のない強度です。
DIY初心者の集まりではありましたが、不揃いの廃材たちの長さを揃えながら試行錯誤で完成図にちかづける!
子どもたちも率先して参加!大人はサポートに周ります。
途中から、日曜大工が趣味の村人お父さんが救世主として現れる!!
とりあえず鶏が直射日光を受けずに、逃げ出さなければ良いくらいにざっくり思っていたところ、素敵すぎる扉を作ってくれました!!
端っこもボロボロの廃材を全部両端を切り落とし綺麗にしてくれて、可愛い取手までつけてくれた〜!!!!
生きることは創造すること!!
やっぱり新しいことに挑戦するとき!
『ない』ところから『生み出す』ときに!
人は!輝きます〜!!✨✨
あえて完全な準備をしないで始めてみたところ、みんなで話して意見を出し合い、協力し合ってひとつの創作物が生みだされました✨
こどもも、大人も、一緒になって✨
プロセスをたのしむことを大切にしたいので、スピードはまったく求めません。
こどもたちも試行錯誤しながらノコギリや電動ドライバーを扱って、たくさん活躍していました😊
色塗りはこどもたちにお任せ!
ペンキを用意して、あとは子どもたちに自由に色塗りをしてもらいました!
その前に私も防水の塗装をしていましたが、扉部分だけでは足らずに子どもたちはどんどん全体の色塗りに発展!
とってもカラフルな可愛いチキントラクターになってきました!!
子どもたちの絵はどうしてこんなに可愛いのか!!
日曜大工のお父さん、聞いたらなんと過去にウェブデザイナーで、このあと可愛いロゴを描いてくれました〜!!
最後はネット取り付け
最初は骨組みの上からぐるっとネットで覆う感じで考えていたけど、
子どもたちの塗装が予想より可愛く、凝ったものとなったので、内側から丁寧にネットを張ることにしました。
結束バンドで要所要所をしっかり固定し、隙間はタッカーで止めました。
耐久性はいかに??
お神輿型チキントラクターの完成!!
とりあえず、完成!!
古い木材であるのと、持ち運びしやすいように無駄を省いたシンプルな骨組みなので、割と軽い!!
こどもに手伝ってもらっても運べます。
なんとなくお神輿型にしたらいいかなぁということでこんな形に。
しかし現実は、わざわざ肩に担いで運ぶことはない。笑
でもなんとなく、運ぶたびに
「わっしょい!!わっしょい!!」♪
と言いたくなる
なんか楽しいからよし!!!!
鶏さん大喜び!!
早速入れてみると、
生えてる草を食べられる!!
土を蹴れる!!
虫取り放題!!
砂浴び可能!!
風通し良い!!
で、鶏さんの喜びが伝わってきました〜!!
入れられた時、最初はきょとんとしてたけど
すぐに喜びの声「クック♪クック♪」
子どもたちも、固定の小屋よりも鶏が身近に感じられるようになって、楽しみが増えたように思います!
これからは畑作業の時にたくさん外に出してあげたいと思います。