【古知屋恵子さんの伝えたい想い】
木版画作家の古知屋恵子さんがきらくる村に2日間滞在して、紙芝居やお話、オリジナルの“かるた”からたくさんの想いを届けてくださいました。
村外からのたくさんのご参加もありがとうございました。
恵子さんの紙芝居は、とても穏やかな雰囲気の絵柄ですが、オトナが見て見ぬふりしたくなるドロドロの『リアル』に向き合わされる熱烈なメッセージ性と、思考することを諦めた人たちに『それってどうなの?』と鋭く突いてくるような問いがあちらこちらに仕掛けられています。
世界は美しい、世界はあたたかい、でもその裏側もしっかり存在しているということを見させてくれます。
平和がいいよねって言いながら、世界から戦争はなかなかなくなりません。
世界の大きく複雑な仕組みがそうさせているのだけれど、実はそれを選んでいるのは私たちに他ならないということを、一人一人が知らなくてはいけない。
自分たちが選んでいる政治家、自分たちが買い物するときに選んでいる物が『海の向こう側の人たちの戦争や搾取に加担している』ということからもう目を背けてはいけない。
そして、自分たちの身に迫っている恐ろしい現実。
無関心でいては知らぬ間に、いま当たり前のようにある自由を奪われてしまいかねないということ。
今、目を背けないで声を上げていかないと、被害を被るのは未来の子ども達だということ。
今、意識が現実を作るという考え方が広がっていて、それは私も事実だと思っています。
心配や不安のエネルギーがそういった現実を実際に引き寄せる、と。
祈りや瞑想で自らが整い幸せでいることで周囲を幸せにするとか、その作用で世界が平和へ向かうことも事実なんだとも思っています。
だけれど、祈ってるから大丈夫、私が幸せであるから大丈夫、と行動を起こさないでいる大人たちが、胸を張って子どもたちに『安心して、希望を持って』と言えるだろうか。。
激しいデモ活動に参加せずとも、意思表示や選択する権利と、状況を変えていく力が自分たちにはあるということを忘れてしまってはいけない、と改めて思いました。
終了時間を超過しても、休憩の時にも、ご飯を食べていても、恵子さんは熱心に一人一人にその想いを伝えてくれました。
自分を満たし整えてパワーチャージすることがまず第一。でもそこから勇気を持って少しでも多くの人に『伝える』そして行動していく。
その両方を大切にする古知屋恵子さんの生き様から、これからの指針をまた考えさせられました。
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以下、恵子さんの2024年6/7の
投稿文一部抜粋
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各地で戦争について話しまくっている私ですが、
昨日決まったことを多くの人に共有したく、
投稿につけました。
あなたは日本が武器輸出を解禁させたことをどう思っていますか?
(国会を通していない閣議決定は決定ではないと私は思い続けているのですが)
武器を作る企業を国で予算をつけて応援するって法律も通しています。
戦争で儲けるのは一部の人たちで、それを推し進めた人は死なない。国民を分断し、自由を奪って、心配を煽ってコマにさせられます。
中国や北朝鮮が脅威じゃない。戦うべき相手はそれを煽って戦争を進めようとする権力者です。
政治の話をするとしらける、とか言ってる場合じゃないです。いつまでも黙っていると、何も言えない社会になって手遅れになります。歴史を学べば明らかです。
本当に怖いのは、爆弾でも空襲でもない。自由を奪われた監視社会でものが言えなくなり、人権を奪われていくことに慣れていくことです。
まず表現の自由が奪われます。自由に絵や文章が描けなくなります。
アーティストこそカナリヤのように敏感にそれを察知してみんなにおかしいことを伝える役割があると私は思っています。
よくわからないから発信できない、
そういう思想だと思われたくない、
活動家じゃない
人としてどうですか?
自由を奪われていいですか?
いい加減声をあげませんか?
恵子さん、たくさんの気づきや考える機会をありがとうございました!
今日からどんな選択をして、どんなふうに行動していこうか、大人ひとりひとりが自分の可能性を諦めずに平和な未来を築いていきたいですね。。。